シンポジウム報告

東京大学公共政策大学院医療政策教育・研究ユニット(HPU)
医療政策実践コミュニティー(H-PAC)主催
~H-PAC第6回公開シンポジウム~

地域医療構想から次期医療計画へ
~需給ギャップを克服し、アウトカムを達成する~
プログラムと発表スライド

日時:2016年3月13日(日) 13時~17時
会場:東京大学 武田先端知ビル5階 武田ホール
最寄駅:東京メトロ千代田線 根津駅

【開催趣旨】

 いま、2025年の地域の医療提供体制を描いた「地域医療構想」が各地で作成されています。今後は、そのビジョンの質を高めると共に、そこに描いた体制転換を実際に進めていくことが焦点となります。また、医療機関や医療従事者といった資源を整えるだけでなく、提供される医療やケアの質と内容を向上し、その結果、患者・受益者・住民の健康アウトカムの改善につながっていくことが重要になります。2016年は、そうした展望の元、次期医療計画の作成に取り掛かる重要なタイミングとなります。

 そこで、本シンポジウムでは、47都道府県約350圏域の地域医療構想をレビューし、「医療圏データ分析・考察コンペ*」により地域の特性をより深く知り、地域医療構想と次期医療計画の内容を深め、さらには地域の健康アウトカムを高めるための課題と解決策への道筋を議論いたします。

 各地の医療審議会、圏域会議、地域医療構想調整会議などに参加されている委員や行政担当者の方々をはじめ、医療政策、地域医療、政策立案などに関心のあるみなさまに広くご参加いただければ幸いです。

 なお、本シンポジウムは、2016年3月末をもってプロジェクトが終了するHPU/H-PACの終了記念シンポジウムとして開催いたします。

【プログラム】

13:00
開会挨拶
東京大学公共政策大学院教授(HPU運営委員長)岩本康志

13:10
【パート1 現状と課題編】
「地域医療構想は、ここまで来た」〔70分〕

◇「地域医療構想に関する都道府県アンケート**」結果発表
○「地域医療構想はここまで来た」(PDF, 1.56MB)
東京大学公共政策大学院医療政策教育・研究ユニット特任研究員 吉田真季
◇講演
○「地域医療構想から次期医療計画へ向けて」(PDF, 1.80MB)
厚生労働省医政局地域医療計画課 課長 迫井正深さん
○「地域医療構想の限界とこれからの克服点」(PDF, 1.89MB)
日経BP社 医療局編集委員・日経ビジネス編集委員 庄子育子さん
○「次期医療計画への提言~RH-PACガイドライン***を踏まえて~」(PDF, 1.16MB)
地域医療計画実践コミュニティー(RH-PAC)代表世話人 伊藤雅治さん
◇質疑応答

14:30
【特別企画】
「医療圏データ分析・考察コンペ~みんなで地域のことを解析しよう~」

◇受賞者の発表と表彰
・趣旨説明 (PDF, 1.31MB)
・発表/表彰/講評
 審査委員長 奈良県立医科大学健康政策医学講座 教授 今村知明さん
●コンペ・応募作抄録集はこちら
◇受賞者による発表(40分)
  • 最優秀賞・一般部門 優秀賞 (PDF, 632KB)
    大阪赤十字病院 小児科 内藤拓人さん
  • 一般部門 優秀賞 (PDF, 4.57MB)
    沖縄県保健医療部 保健医療政策課 山田麻紀子さん
  • RH-PAC部門 優秀賞 (PDF, 231KB)
    国際医療福祉大学大学院 医療経営管理分野 石川雅俊さん
  • 特別賞 (PDF, 7.75MB)
    福岡大学 医学部 衛生・公衆学教室 辻雅善さん
  • 特別賞 (PDF, 587KB)
    岡山大学病院 新医療研究開発センター 三橋利晴さん
  • 特別賞 (PDF, 335KB)
    RH-PAC 第2期生 出原光暉さん

15:50
【パート2 将来展望編(パネルディスカッション)】
「いかにビジョンを作り、実現していくか」

◎パネリスト
  • 【行政・国】厚生労働省医政局地域医療計画課 課長 迫井正深さん
  • 【行政・県】高知県健康政策部医療政策課 主幹 伴正海さん
    (PDF, 2.13MB)
  • 【医療提供者】日本病院会 会長 堺常雄さん
    (PDF, 249KB)
  • 【患者支援者】NPO法人ささえあい医療人権センターCOML 理事長 山口育子さん
    (PDF, 219KB)
  • 【医療保険者】全国健康保険協会(協会けんぽ)企画担当理事 伊奈川秀和さん
    (PDF, 637KB)
  • 【学術研究者】奈良県立医科大学健康政策医学講座 教授 今村知明さん
    (PDF, 768KB)
  • 【メディア】日経BP社 医療局編集委員・日経ビジネス編集委員 庄子育子さん
  • ○コーディネーター
    東京大学公共政策大学院医療政策教育・研究ユニット 特任教授 埴岡健一

*パネルディスカッションでは、ご来場の方々のご意見もうかがう予定です

17:00
閉会

*医療圏データ分析・考察コンペ
HPU/H-PACから「全国地域別・病床機能情報等データベース」を提供し、全国各地の方々にデータ分析をした結果を応募していただき、優れた解析、意欲的な分析、鋭い問題提起などを表彰するものです。データ内容は、(1)2次医療圏別に合計約2000項目の構造(ストラクチャー)、過程(プロセス)、成果(アウトカム)指標を集めた「2次医療圏表」(2)全国約7000の病院別に病床機能報告制度の330余りの指標を集めた「病院表」(3)全国約7000病院の約2~3万病棟別に病床機能報告制度の80余りの指標を集めた「病棟表」――です。データと募集要項は12月下旬と1月上旬に分けてHPU/H-PACサイトに公表しますので、奮ってご応募ください。
**都道府県アンケート (PDF, 1.56MB)
47都道府県に、地域医療構想の進捗状況、盛り込まれる内容、策定のプロセス、次期地域医療計画策定に向けた今後の課題、などに関するアンケートを2016年1月に実施し、結果を会場にて発表します。
***RH-PACガイドライン
地域医療計画実践コミュニティー(RH-PAC=Regional Health Plan Action Community)において、4つのステークホルダーの有志たち約100人が参加しあるべき地域医療計画の姿を検討し社会に発信すべくガイドラインの策定に取り組みました。
「地域医療ビジョン/地域医療計画ガイドライン(2014年12月)」(PDF, 4.62MB)
「地域医療ビジョン/地域医療計画ガイドライン 実践編~第1部 プロセス編~(2015年 9月)」(PDF, 4.26MB)
「地域医療ビジョン/地域医療計画ガイドライン 実践編~第2部 千葉県編~(2015年 9月)」(PDF, 5.79MB)