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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

学生レポート

学生レポート

板門店の休戦ラインを訪れ、 韓国の歴史を自分の肌で感じた。

阪下 竜也

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GraSPPの親しい友人が冬学期から交換留学に行っています。その友人たちの話を聞くうちに、「自分も海外で勉強してみたい」と思うようになりました。そんなある日、Campus-Asia International Summer School(ISS)追加募集のお知らせを見つけたのです。これはいい機会だと思い、参加することにしました。今回のISSはソウル大学校国際大学院(GSIS)で、8月1日から13日まで行われました。月曜日から木曜日は講義、金曜日はフィールドトリップ、週末は自由行動です。

ここでは、現地でのフィールドトリップについて紹介します。私の滞在中、フィールドトリップは2回ありました。1回目はソウル市内に、2回目は非武装中立地帯(DMZ)に行きました。DMZは非常に印象深い場所でした。映像でしか見たことのない、北朝鮮の景色を見ることができます。幅4キロメートルのDMZには、休戦後50年以上手つかずの森が広がっています。板門店の休戦ラインでは、「世界で唯一の分断国家」の現実と緊張感を強く感じました。その一方で、DMZは観光地でもあるわけです。なんとも言い難い、複雑な気持ちになりました。

サマースクールに参加して、私は韓国のことをよくわかっていないとあらためて思いました。韓国(GSIS)の学生は、日韓の歴史や関係についてよく勉強しています。一方で私たちは不勉強だなと思いました。お互いのことを知るのが相互理解の第一歩になるのかもしれません。

今回初めて韓国に行って、韓国の印象がすごく良くなりました。ソウルは便利で快適な街でした。とくにインターネット環境は日本より進んでいると感じました。何より街の人が非常に親切にしてくれるのが、とてもうれしかったです。Campus Asia プログラムは、知見を広げるのにうってつけだと思います。興味のある方に、サマースクールへの参加をお勧めします。