交渉と合意

担当教員

藤原 帰一城山 英明小泉 秀樹堀田 昌英

配当学期・曜日・時限

冬学期 木曜 2限

内容・進め方・主要文献等

現代の公共政策の形成と実施においては、都市計画、社会基盤整備、国内政策形成、国際交渉に見られるように、様々な局面において交渉と合意形成が重要な要素となりつつある。この実践科目においては、交渉と合意に関する基本的理論的観点を説明した後、まず、交渉のダイナミズムを体感するため、ロールプレイによる二者間あるいは多者間の交渉シュミレーションゲームを行う(城山担当)。次に、交渉準備における重要な要素であるアーギュメンテーション・ツリーの理論を説明し、実際にグループに分かれてあるテーマに関して準備を行い、議論を行ってみる。そして、その交渉プロセスにおける議論過程の分析を通して、交渉プロセスを評価してみる(堀田担当)。

次に、都市計画および外交交渉という2つの分野における交渉と合意のダイナミズムについて、具体的事例を用いつつ、検討する。都市計画については、計画理論について検討した後、2つ程度のまちづくりの事例に関して検討し(小泉担当)、外交交渉に関しては、外交に関する理論(古典外交とその変容)について検討した後、大国間の外交交渉、発展途上国の紛争解決に関わる交渉を検討する(藤原担当)。

最後に、交渉と合意形成に関する制度設計を行なう際の主要配慮事項(設計プロセスに関するメタ合意形成、第三者の役割等)と分野間の異同について整理する(城山担当)。

教材等

追って指示する。

成績評価の方法

平常点及びレポート等による。

関連項目