国際法の理論と実践
担当教員
配当学期・曜日・時限
通年 火曜 5限(隔週)
内容・進め方・主要文献等
国際法と文化、文明の関係を、21世紀の多文化・多文明・多極化した世界における国際法を歴史的文脈に定位して考察し、それを通してわれわれが生きている時代の意味を考える。具体的には、大沼が現在執筆中の『国際法における文際的視点』(英文)を読みながら、世界遺産保護を中心とする文化遺産保護にかかわる理念および国際・国内法制と政策、国際社会における普遍的価値と価値相対主義、文化相対主義の問題、国際法と宗教との関係などを扱いたい。
4−9月は原則として7回のゼミを行い、『国際法における文際的視点』(英文)と参考文献(日本語文献)を全員で読む。10月から2009年1月にかけて7回程度ゼミを行い、参加者全員が報告する。参加者の人数が少なければ各自自由にテーマを選んで一人一回報告するが、人数が多い場合は関心を共にする人とチームを組んでチームとして報告する。
なお、第1回ゼミの前に説明会を行い(4/15の予定)、教材について指示する予定なので、掲示に注意すること。
授業計画
4/15 ゼミ説明会
4/22 『国際法における文際的視点』(英文)IntroductionとCh I A Trans-civilizational Perspective:
A Cognitive, Interpretative and Evaluative Framework
5/13 Ch II History of International Law as Seen from the Trans-civilizational
Perspective
5/20 Ch II の続き
6/3 日本語参考文献講読(具体的教材は後で指示)
6/17 Ch III Human Rights in a Multi-polar and Multi-civilizational World
7/1 Ch IV In Search of a More Legitimate Notion of General International
Law または日本語参考文献の講読
7/8または15 Ch V International Law as Legitimate Power
後期の発表についてはゼミ開始後原則として隔週の間隔で決定する。
教材等
第1回説明会で指示する(原則としてメールの添付ファイルで参加者に送る予定)ほか、適宜掲示・指示(メールを活用)する。
成績評価の方法
平常点による。