地域政治A（東欧の政治）

担当教員

単位数 / 使用言語 / 配当学期

2単位 / 日本語 / 夏学期

授業の目標・概要

冷戦初期の「ソ連・東欧圏」形成過程における東欧の政治・外交史を扱う。
冷戦の対立構造の一翼を担った「ソ連・東欧圏」の形成のされ方は、冷戦下の東欧諸国の政治の展開のみならず、その後の冷戦の終わり方、ひいてはポスト冷戦期の東欧諸国の政治にも色濃く影響を及ぼしている。本講義では、第二次世界大戦中から戦後初期にかけての「ソ連・東欧圏」の形成過程を、ソ連の対東欧政策（主に対ポーランド政策）と東欧諸国（主にポーランド）の国内政治の両面から追跡し、今日にまでおよぶその影響・歴史的意義を問う。

授業のキーワード

東欧,ソ連,冷戦,共産党,政党制,社会主義

授業計画

1. 東欧の政治と社会主義期の記憶
2. 東欧・ソ連にとっての第二次世界大戦
3. 戦時および戦後初期のソ連の対東欧政策
4. 戦後初期東欧における政党制と共産党一党支配の確立
5. 「ソ連・東欧圏」の形成と冷戦の起源
6. 「ソ連・東欧圏」とは何か、何だったのか？

授業の方法

講義形式による

成績評価方法

筆記試験による

教科書

特に指定しない（参考文献は講義中に適宜紹介する）