労働法政策
担当教員
単位数 / 使用言語 / 配当学期
2単位 / 日本語 / 夏学期
授業の目標・概要
公労使三者構成の審議会において労使団体と政府(厚生労働省)の間で行われる対立と妥協のメカニズムを中心に、その延長戦としての国会における審議や修正も含め、具体的な労働立法の政策決定過程を跡づける形で、労働法制の内容を説明する。いわば、完成品としての労働法ではなく、製造過程に着目した労働法の講義である。
授業のキーワード
労働,雇用,仕事,社会,労使関係
授業計画
4/3 イントロダクション
4/10 労働力需給調整システム
4/17 労働市場のセーフティネット
4/24 雇用政策の変遷
5/1 高齢者と障害者
5/8 職業能力開発
5/15 労災保険と安全衛生
5/22 労働時間の短縮と柔軟化
5/29 賃金制度と最低賃金
6/5 非正規雇用
6/12 労働契約
6/19 男女平等
6/26 ワークライフバランス
7/3 労働組合
7/10 労使協議制と紛争処理制度
授業の方法
初回に参加者のメールアドレスを聞き、講義資料(下記教科書のアップデート版及び関連資料)をメールに添付して送付するので、目を通した上で講義に出席すること。
成績評価方法
レポートの提出による
教科書
濱口桂一郎『労働法政策』(ミネルヴァ書房)(9年前の本なので買う必要はない。アップデート版を電子ファイルで配布する。)
参考書
濱口桂一郎『新しい労働社会』(岩波新書)
濱口桂一郎『日本の雇用と労働法』(日経文庫)