事例研究(資本市場と公共政策)
担当教員
小野 傑
単位数 / 使用言語 / 配当学期
2単位 / 日本語 / 冬学期
授業の目標・概要
「資本市場・金融市場の役割と企業活動」をテーマとする。
資本市場・金融市場は、経済全体の中で、資金を余剰主体から不足主体へと流すことによって、企業活動を支えたり個人の生活を向上させたりするという役割を担っている。そして、資本市場・金融市場がこの役割を円滑に果たし続けることができるよう、資本市場・金融市場を巡る様々な法規制が設計されている。
この授業では、企業と投資家の役割・責任、最近のM&Aの展開、会計制度などインフラ整備の状況など、資本市場・金融市場を巡る最近の様々なトピックスについての実務家による講演、及び学生とのディスカッションを通じて、資本市場・金融市場の役割と企業活動を法規制に関連づけて理解する力、及び資本市場・金融市場の課題を見つけ解決策を考える力を養うことを目指す。
授業のキーワード
金融,金融制度,金融システム,資本市場,金融市場
授業計画
第1回 オリエンテーション&イントロダクション
第2回以降各回、資本市場・金融市場の役割と企業活動を巡る最近の様々なトピックスをとりあげ、外部から招聘する実務家による講演と学生とのディスカッションを行う。
詳細については、第1回授業において説明する。
テーマとして、M&A、コーポレートガバナンス、国際会計基準、バーゼルⅢなどの金融規制、投資家(機関投資家、アクティビスト・ファンド等)の動向、企業の動向(資本効率性向上を巡る議論、経営戦略とコーポレートファイナンス)などを検討中である。
授業の方法
講義及び質疑応答を中心とするが、一部、学生による発表・ディスカッションを中心とする回を設ける
成績評価方法
筆記試験を行わない
平常点を考慮する
レポートを課す
成績をA+・A・B・C・Fで評価する
教科書
教科書の指定は行わない。
各回で使用する資料はCFIVEにより配付し、各学生がダウンロードする。