協定大学と各大学院の研究内容
公共政策大学院は2004年に、政策の形成・実施・評価の専門家を養成する大学院修士課程(専門職学位課程)として創設されました。専門性と幅広い知識の両方を兼ね備えた、官僚、国際機関や研究機関の専門家など、広く公共政策に関わる政策プロフェッショナルの育成を目指しています。本大学院は、法学政治学研究科と経済学研究科の両研究科が連携して設立する教育組織となっており、両研究科において高い国際的評価を受けている教授陣が教育を担当しています。
制度の立案と運用に関わる知識を身につけるための法学、制度を動かしていくダイナミクスに関わる知識を身につける政治学、政策案の導出と評価を行うために必要とされる知識を身につける経済学という3つのディシプリンがバランスよく学べるカリキュラムを提供しています。また、具体的な政策事例を素材とする事例研究をカリキュラムのコアの一つと位置づけ、知識の応用と共に、体系化され得ない視点や想像力を育み、コミュニケーション能力の向上が実現されるよう、ケースメソッド方式を取り入れています。
1898年に、国立の総合大学としてはじめて設立された国家重点大学の一つ。中国の最高峰の高等教育機関として多くの政治家や科学者を輩出してきました。大学評価の世界指標であるThe Times Higher Educationによる「世界大学ランキング2012-2013」(THE)ではアジアで4位、中国本土ではトップです。多数のIT産業や研究所が集まる中国のシリコンバレー「中関村」にも隣接しています。
北京大学国際関係学院は、学部での専攻分野の確かな基礎知識を備え、中国外交、国際関係についての積極的な研究を志す学生を受け入れています。CAMPUS Asia プログラムで留学する学生が所属する「Master of International Relations」コースは、一学年20人までの少人数制で、理論と実践を融合し、政治、外交、近代中国の社会開発について一歩踏み込んだ学術研究を英語で学ぶことができます。必要単位の修得、研究論文の執筆、口述試験等の要件を満たせば、北京大学の修士号を取ることも可能です。
ソウル大学校は1946年に9つの専門学校を統合し、韓国ではじめての国立大学として設立されました。現在は16の単科大学によって構成されており、5つの一般大学院と6つの専門大学院があります。The Times Higher Educationによる「世界大学ランキング2012-2013」(THE)ではアジアで8位、韓国では1位です。金泳三(第14代大統領)、金鍾泌(第11・31代国務総理)、潘基文(国連事務総長)もソウル大学校の出身です。
ソウル大学校国際大学院は急速かつ複雑にグローバル化した社会を牽引するリーダーの育成を目的とし、高い知識とそれを応用する実務的なスキルをバランスよく学べるカリキュラムを提供しています。官僚、国際機関、研究機関、シンクタンク、多国籍企業、メディア、大学など、幅広い分野において学術的にも実務的にも活躍できる人材を養成します。また国際通商、国際協力、国際関係研究及び韓国学、それぞれの分野における第一線の教諭陣をそろえることにより、他大学とは一線を画す特別な学習環境を提供しています。