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国際組織法

担当教官

奥脇 直也

科目番号

11170

学期

曜日・時限

水曜2限

単位

内容・進め方・主要文献等

国際法の上級コースとして、国際社会の組織化現象が、伝統的・近代的国際法の規範構造にどのような変革を迫っているかという課題を中心に、国際組織の内部法と外部法との関係を講義する。とりわけ国際組織が国家の主権性を前提としながら、国際組織としての自己組織性を通じて独自の展開を遂げる中で生じる国際法上の問題を中心的にとりあげ、国際組織(とくに国際連合)の作用の具体的事例およびICJの判例を使って検討する。
今年度は主としてJ-M.Coicaud & V. Heiskanen(eds.) The Legitimacy of International Organization (UNU Press, 2001)を購読しながら,受講者が各自関心のある国際組織を取り上げて,組織法上の問題を具体的なテーマに即して研究し,報告する.
なお,受講にあたっては,学部学生用教材『国際組織法講義』を5月連休明けまでに読んでおくことが要求される.

教材等

『国際組織法講義』(奥脇作成) 最初の時間に配布するThe Legitimacy of International Organization (UNU Press, 2001)
UNUで購入できるので事前に目を通しておきたい受講希望者は入手しておくこと(必要部分を順次,プリントして配布する)

成績評価の方法

○平常点およびレポート等による。