国際行政論
担当教官 |
城山 英明 |
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科目番号 |
12090 |
学期 |
冬 |
曜日・時限 |
金曜2限 |
単位 |
2 |
内容・進め方・主要文献等 |
国際行政とは国境を越えた相互依存にともなう諸課題を解決するための様々な組織的マネジメントである。これには国際連合システムを構成する様々な多国間国際組織の活動のみならず、各国による二国間等の調整活動やNGO等の活動も含まれる。国際組織と国、NGOといった組織間関係のマネジメントも1つの焦点である。国際行政と国内行政とを比較すると2つの差異を指摘できる。第1に国際行政の対象は多量かつ多様である。対象人口は60億人と巨大であり、各主体の社会的経済的地位、また言語・度量衡等の制度も場所により異なる。その結果、多様な対応が求められる。第2に国際行政活動は諸主権国家制という極めて分権的な統治制度の下で行われる。独立した権限の小さい国際組織は国の自律性を尊重しその協力を確保することが求められる。 |
教材等 |
渡辺昭夫・土山実男編『グローバル・ガヴァナンス』東京大学出版会、2001年。 |
成績評価の方法 |
筆記試験及びレポート等による。 |
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