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アメリカ環境法

担当教官

寺尾 美子

科目番号

21190

学期

曜日・時限

月曜4限

単位

内容・進め方・主要文献等

土・水・空気は、環境を構成する基本的要素であるが、この演習では、土地と水に焦点を当て、土地と水に関わるアメリカ環境法の判例を読む。

まず、アメリカ土地法と水法のあり方・特徴を示す判例を読み、この主題についてのコモン・ローと日本法との違いを簡単に理解する。その上で、環境問題と取り組む上での、コモン・ローの可能性とその限界、言い換えれば、従来の土地法・水法の枠組みの中で裁判所が諸種の環境問題に個別に対応するというやり方の可能性と限界を分析する。次に、環境問題に対する立法による対処、すなわち、諸種の環境関連規制法のうちいくつかを取り上げ、これらの立法を通じた規制の仕組み、その有効性、およびその問題点などについて考える。また、補償なしの規制の限界など、私有財産制度との関係における環境規制の憲法上の問題点などについても扱う。

教材等

配布する(Thomas J. Shoenbaum & Ronald H. Rosenberg, Environmental Policy Law: Problems, Cases and Materialsから関連部分をコピーしたものを配布)

成績評価の方法