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比較政策過程論

担当教官

久保 文明・小川 有美・若松 邦弘

科目番号

 

学期

 

曜日・時限

 

単位

内容・進め方・主要文献等

アメリカ合衆国といくつかのヨーロッパ諸国を取り上げながら、比較政治的観点から政策過程を学習する。ヨーロッパについては今回はとくに北欧とイギリスをとりあげたい。とくに重要な論点としては、政策形成の背景となる各国の公式の制度、官僚制の特質、政治文化、政党や利益団体の役割、政策案形成の能力(シンクタンクや利益団体など)、国ごとの、そして政策領域ごとの歴史的背景、比較政策分析のために有効な理論的概念などが挙げられる。政策過程の具体例にも言及する予定である。
第1部 担当 久保文明
       アメリカ合衆国の特徴について概観する。とくに新しい政策案創出のメカニズムにも注目したい。予算、福祉、環境保護、農業などの政策(領域)から適宜具体例を紹介する予定。
第2部  担当 小川有美
       スウェーデンなど北欧の例を分析・解説する。分権化・再集権化などのガヴァナンス改革、「福祉国家民主主義」のEU統合への適応、環境政治の展開を扱う予定。
第3部 担当  若松邦弘
 イギリスを例に、中央政府の政策形成過程について、関与する諸制度(内閣、官邸、議会など)の特徴と、理論的概念(コアエグゼクティブ、政策ネットワークなど)を検討する。

教材等

 

成績評価の方法