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事例研究 国際政治経済

担当教官

樋渡 展洋

科目番号

40150

学期

曜日・時限

月曜2限・金曜2限

単位

内容・進め方・主要文献等

本事例研究は、関連最新業績の講読と各参加者の事例研究レポート作成からなる。具体的には、「地域貿易・投資」、「地域通貨・金融」、「国際貿易機構」、「国際金融規制」の4領域での国際交渉や制度変容に関して
 (1)毎週月曜には当方が用意した最近の注目すべき英語文献リストから、週1冊程度の割合で、報告者にその内容や意義を要約してもらい、全員で討論する。
 (2)平行して各参加者が上記の4領域の具体的な事例を選択して、それに関するレポート作成し、その中間経過を金曜日に発表し、批評しあう。

事例レポートは、アジア太平地域の通貨・金融や貿易・投資をめぐる地域的・国際的協力関係の変容・展開を分析し、(あるいは既存の研究の検証、再検討をし)その政策含意を指摘するものとなる。アジア太平洋地域は経済発展や政治経済体制の多様性、経済関係の急速な拡大、米国や日本経済への非対称的依存において、EUや米州とは異質の秩序を形成しているがゆえにその分析は従来の国際政治経済理解に斬新な知見をもたらすはずである。そこで、域内の経済協力関係や域内動向に起因する国際経済組織の変容・展開に関する既存の業績を検討・参考にしつつ、具体事例の調査・分析あるいは検証・追認することを通して、反実仮想をふくめた政策提言を導出・報告する。

教材等

初回に文献リストを配り、マスター本を当方で用意する。

成績評価の方法

平常点と報告点、およびレポート