国際環境・エネルギー法
担当教官 |
中谷 和弘 |
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科目番号 |
21130 |
学期 |
夏 |
曜日・時限 |
火曜3限 |
単位 |
2 |
科目概要 |
地球規模問題としての国際環境問題および国際エネルギー問題について国際法および外交政策の観点から検討し、環境保全とエネルギー開発の調和を図る国際法制度のあり方を探る。国際環境法の全般的特徴、環境に関する諸条約、地球温暖化問題への国際的対応、環境をめぐる国際紛争の解決、エネルギー安全保障の阻害要因とエネルギー安全保障のための国際的枠組のあり方、エネルギー国際輸送をめぐる法律問題、エネルギー開発をめぐる国際紛争の解決、原子力平和利用問題、水問題等について、具体的な事例の検討を通して考察を深める。 公共政策大学院で学んだことを将来、様々な立場から利用するという趣旨に鑑み、各立場(政府、企業、国際組織、NGO等)から当該課題につきどのような主張がなされる(べき)か、相反する複数の主張の調整はどのような手続の下にどこを最終解決点としてなされる(べき)か、という観点から諸課題につき検討することとしたい。同時に、国際環境問題、国際エネルギー問題の双方につき、バランスのとれた見方ができるように配慮したい。 すすめ方としては、まず文献の調べ方を含めて、若干の回数の入門的な講義を行う。ついで、いくつかの具体的なテーマ(上記)についての報告を順次割り当て、各報告について議論を行なう。並行して若干の英語の短い論文を講読することにより、この分野の英語に慣れてもらうことも考えている。また、複数の実務家による講演も予定している。時間が許せば最後にシミュレーションゲームを行うことも計画している。 国際法の知識は参加の前提とはしない。毎回、出席をとり、また、ごく簡単な「まとめとコメント」を文書で提出してもらう予定である。成績評価は、平常点、報告、レポートの総合評価による。特にテキストの指定はないが、条約集等の参考文献は初回に指示する。 外国出張に伴う休講もあるため、補講を行なう予定である。 |
前提履修科目 |
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成績評価 |
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テキスト |
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参考文献 |
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講義日程 |
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その他 |
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