地域政治C(現代アメリカの政治)
担当教官 |
五十嵐 武士 |
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科目番号 |
22081 |
学期 |
冬 |
曜日・時限 |
火曜4限 |
単位 |
2 |
科目概要 |
アメリカの国際的な覇権と内政上の基盤に関する考察 アメリカは現在,国際秩序を形成する覇権国としての役割を演じているが,イラク戦争にみられるように世界情勢をむしろ不安定にもしている。このようなアメリカの甚大な影響力を、対外政策ばかりでなく内政にもわたって総合的に検討することを,講義の目的にしている。 |
前提履修科目 |
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成績評価 |
筆記試験による。 |
テキスト |
講義日程の欄を参照のこと |
参考文献 |
講義日程の欄を参照のこと |
講義日程 |
講義のスケデュール 1. 現在の世界情勢の構造 予習文献 五十嵐武士「安全保障論の転換」磯村早苗・山田康博編『いま戦争を問うー平和学の安全保障論』 2. アメリカの政治体制と国家としての性格 参考文献 五十嵐「太平洋世界の構造」同編『太平洋世界の国際関係』(彩流社 近刊)。 3. 政治・政策過程 予習文献 五十嵐「アメリカ政治と政策革新」「政策革新の政治過程モデル」同『政策革新の政治学ー 4. 対外政策の形成・決定過程 予習文献 五十嵐「アメリカ型外交と冷戦」同『日米関係と東アジアー歴史的文脈と未来の構想』(東京大学出版会 5. 大統領選挙の政治過程 予習文献 吉野孝「候補者中心の選挙過程と政党の役割」五十嵐・古矢旬・松本礼二編『アメリカの社会と政治』 6. レーガン政権とレーガノミックスの展開 予習文献 五十嵐「内政における政策革新ー二つの税制改革」前掲書(1992年)75−157ページ。 7. 冷戦の終焉と冷戦後の国際秩序の形成 予習文献 五十嵐「外交における政策革新ー新冷戦から冷戦の終焉へ」同前掲書(1992年)159−257ページ; 8. クリントン政権とアメリカ経済の復活 予習文献 五十嵐「クリントン政権の政策革新ー財政赤字削減の最優先化」同上(2002年)109−149ページ。 9. 共和党保守派の多数派形成と支持基盤 予習文献 五十嵐「共和党の多数党化ー政治過程の構造的変容」同前掲書(2002年)183−216ぺージ; 10.アジア通貨危機 予習文献 榊原英資『日本と世界が震えた日ーサイバ−資本主義の成立』(中央公論社 2000年)
164−236ページ。 11.ネオ・コンサーヴァティヴの台頭と共和党の対外政策 予習文献 久保文明「共和党の変容と外交政策への含意」同編『G・W・ブッシュ政権とアメリカの保守主義ー 12.第三世界の不安定化と9・11テロ事件 予習文献 五十嵐「『超大国』への別離」同前掲書(2002年)151−181ページ;デイヴィド・ハルバースタム 13.イラク戦争の展開 予習文献 ボブ・ウッドワード(伏見威蕃訳)『攻撃計画ーブッシュのイラク戦争』(日本経済新聞社 2004年)。 *『国際問題』(日本国際問題研究所)の毎年のアメリカ特集号(2月号)も参照。 |
その他 |
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