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国際経済法

担当教員

岩澤 雄司

科目番号

11180

学期

曜日・時限

金曜3限

単位

内容・進め方・主要文献等

  戦後の国際貿易体制の軸となったガット及びそれを引き継いだWTOの法と制度を中心に講義する。投資や金融に関する国際公法上の問題にも触れる。
   国際経済法の概念、国際経済法の発展、WTOの組織、WTO法の国内実施、WTOにおける紛争処理、WTOの基本原則、貿易救済制度(ダンピング防止、相殺関税、セーフガード)、WTOと途上国、WTOと地域統合、一般的例外、貿易と非貿易事項(環境など)、投資紛争の解決、国際通貨法の順に講義する。
問答方式を適宜取り入れる。
  参考文献は開講時に指示する。主要なものは下記の通り。マティアス・ヘァデゲン(楢崎みどり監訳)『国際経済法』(中央大学出版部、2版、1999)、岩沢雄司『WTOの紛争処理』(三省堂、1995)、小室程夫『ゼミナール国際経済法入門』(日本経済新聞社、2003)、小寺彰『WTO体制の法構造』(東大出版会、2000)、松下満雄『国際経済法――国際通商・投資の規制』(有斐閣、3版、2002)、中川淳司ほか『国際経済法』(有斐閣、2003)田村次朗『WTOガイドブック』(弘文堂、2001)

教材等

小寺彰=中川淳司(編)『基本経済条約集』(有斐閣、2002)、松下満雄ほか(編)『ケースブック ガット・WTO法』(有斐閣、2000)を主に用いる。その他は、開講時に指示する。

成績評価の方法

筆記試験による。本講義は法科大学院との合併授業なので、試験は法科大学院定期試験期間内に行う。平常点も考慮する。

関連項目