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比較法政策1

担当教員

海老原 明夫

科目番号

21170

学期

曜日・時限

月曜 ・2限

単位

内容・進め方・主要文献等

 ドイツ連邦共和国の現代法の概略を、憲法・民法を中心に講述する。ドイツ法は日本法にとって歴史的には一つの母法であるから、ドイツ法を知ることは日本法の基礎を知ることにつながるが、類似しているようでありながら、実は根本において日本法とは異なる要素も少なくない。とくにドイツ連邦共和国は、連邦制を採用していること、独自の憲法裁判権を有すること、ヨーロッパ規模での法の統合・発展に組み込まれていることなどから、日本法とは異種の展開を多く見せている。こうしたドイツ法の動態に、翻訳した資料を通じて直接に触れることを通じて、日本法をより良く知り、また相対化するための視座を得させることを目指したい。

教材等

 講義にとって不可欠な資料は、その都度配布する。ボン基本法の条文を援用することが多いので、世界憲法集のような資料を持参すると、講義の理解の助けとなるであろう。また憲法判例を多く取り上げるので、ドイツ憲法判例研究会編『ドイツの憲法判例』および『ドイツの最新憲法判例』(信山社)は重要な参考文献である。

成績評価の方法

関連項目