事例研究（国際政治と国際報道）

久保　文明・伊熊　幹雄

40147

冬

水曜 ・4・5限

４

国際政治と国際報道
�T　講義の目的・概要・構成・進め方等
現代の国際問題を、学問的にかつ国際報道の実践的見地から深く理解するのが目的である。冷戦終結後の国際政治の歩みを、米国の政治外交史の視点から概観するとともに、西・東欧、ロシアの海外特派員としての現場取材から、実証的に検証する。 また、現代政治におけるメディアの役割についても考察する。適宜、ジャーナリストや外交官ら外部の講師を招聘する予定である。

【国際政治の舞台＝伊熊担当分】
１． 東欧革命とドイツ再統一
２． ソ連崩壊からプーチン政権まで
３． 湾岸戦争からイラク戦争までの中東
４． 欧州統合と西欧政治の変貌
５． ポスト冷戦のアジア
６． 現代のメディアと国際政治
７． 国際報道の現場

【アメリカ外交の展開＝久保担当分】
1.　G.H.W.ブッシュと天安門、冷戦終結、そして湾岸戦争
2.　クリントンと対日貿易摩擦、中国政策の転換、そして民族浄化の脅威
3.　G.W.ブッシュと9/11、テロとの戦い、イラク戦争

特定の教科書は使用しないが、授業時に、膨大な現代史文献から選別的に紹介する。参考文献としては、阿部斉、久保文明『国際社会研究I: 現代アメリカの政治』
（放送大学教育振興会、2002年）。

平常点とレポート等による。（予定）