NPO論

担当教員

山内 直人

配当学期・曜日・時限

夏学期 金曜 4限

内容・進め方・主要文献等

【目的】NPO、NGO、ボランティアなど民間非営利セクターに関する基礎理論を習得するとともに、最新の研究を展望する。

【進め方】文献講読、受講生による報告と講義を適宜組み合わせる。

【内容】以下のような内容をカバーする予定である。
・NPOはなぜ存在するか、営利組織や行政機関とどこが違うか
・世界的にその役割が注目されるようになったのはなぜか
・NPOの経済活動規模、産業構造、収入構成はどうなっているか
・国際比較の観点からみて、日本のNPOの特徴は何か
・企業や個人はどのような動機で寄付やボランティアをしているか
・NPOのマネジメントはどうなっているか
・法制や税制にはどのような問題があり、どう改革されるべきか

【文献案内】
Helmut K. Anheier, Nonprofit Organizations, Routledge, 2005.
Lester Salamon ed. The State of Nonprofit America, Brookings, 2002.
山内直人『ノンプロフィット・エコノミー』日本評論社, 1997.
山内直人『NPO入門(第2版)』日経文庫, 2004.
Anheier, Helmut and Avner Ben-Ner, The Study of the Nonprofit Enterprise, Plenum, 2003.

教材等

この分野について予備知識のない受講者は、山内(2004)を、また経済学の知識のある方は、山内(1997)をあらかじめ読んでおくとよい。

Anheier (2005)の一部はこのクラスの中で講読する予定。

成績評価の方法

クラスでの報告および提出されたレポートにより評価する。

関連項目