事例研究(医療保険制度入門)

担当教員

古澤 知之

配当学期・曜日・時限

夏学期 月曜 4限 (ただし、6月は15:00〜18:30)

内容・進め方・主要文献等

公的医療保険制度は、医療サービスを給付するための仕組みであると同時に、リスクの分散、年齢階層間の再配分、所得階層間の再配分、地域間の再配分などの機能を果たす極めて「財政的」な仕組みである。さらに、今後の財政赤字拡大の主因とも目されている。

こうした中、「事例研究(医療保険制度入門)」では、Daniel Shaviro "Who Should Pay for Medicare ?"を会読し、アメリカの高齢者医療保険制度を素材に議論することにより、高齢者医療保険の財政的側面をみつめ直すことを目標とする。

本科目は医療保険制度について考えるための「入口案内」であり、初学者の履修を想定している。したがって、財政学あるいはミクロ経済学などの履修は前提としない。

なお、本講義は、5月から6月上旬までの間月曜4限に加え、月曜5限にも授業を行い、6月中に終了する予定。

教材等

教材はコピーを用いる予定。教材の詳細や参考文献については、開講時に指示します。

成績評価の方法

平常点及びレポート等による。

関連項目