公共管理論 II

担当教員

小西 敦

配当学期・曜日・時限

夏学期 月曜 3限 

内容・進め方・主要文献等

今年度の「公共管理論 II」においては、政策評価(行政評価)と予算編成等に関する基本的な知見や考え方を、実例の検討を通じて学ぶことを目標とします。

具体的には、国及び地方公共団体の実際の政策評価(行政評価)書を素材とし、政策評価(行政評価)が、説明責任を果たしているのか、予算編成を始めとする政策の企画立案に結びついているか、効果的かつ効率的な行政の推進に貢献しているかなどを検討・議論します。

主なテーマとしては、下記のようなものとする予定です。

(1) 政策評価(行政評価)制度概説
(2) 政策評価の反映・活用状況の把握
(3) 一部の府省庁・地方公共団体の政策評価(行政評価)書の分析等

進め方としては、概略的講義、参加者による評価書の事前読込とコメント、当番制による評価書の分析レポートの作成・報告、参加者相互間における検討・討論などで授業を構成する予定です。

【参考資料】

総務省ホームページ「政策評価の総合窓口」
行政管理研究センター編『政策評価ハンドブック 評価新時代の到来』(新基本方針対応版 2007年01月)
宇賀克也『政策評価の法制度』(2002年)

教材等

教材は原則としてPDF等電子媒体及びコピーにより配布(開講時に指示します)。 [リンク

講義日程案

以下の案(特に第3部)は、3月現在の想定であり、授業参加者数等によって変更・修正する予定です。

 第1部 政策評価(行政評価)制度概説及び政策評価書分析例

第1回 打ち合わせ(4月9日)
第2回 政策評価(行政評価)の制度概要(4月16日)
第3回 総務省の政策評価書の分析(4月23日)
第4回 政策評価(行政評価)の実施状況概要(5月7日)

 第2部 政策評価の結果の政策・予算等への反映・活用状況

第5回 政策評価結果の予算要求等への反映・活用状況(5月14日)
第6回 政策評価と予算との連携強化の動き(5月21日)

 第3部 各府省庁・地方公共団体の政策評価(行政評価)書の分析等

・参加者によるレポート発表(省・団体名は仮置。参加者の希望等で調整)

第7回 国土交通省の政策評価書の分析(5月28日)
第8回 農林水産省の政策評価書の分析(6月4日)
第9回 経済産業省の政策評価書の分析(6月11日)
第 10 回 厚生労働省の政策評価書の分析(6月18日)
第 11 回 文部科学省の政策評価書の分析(6月25日)
第 12 回 宮城県の政策評価書の分析(7月2日)
第 13 回 京都市の政策評価書の分析(7月9日)

成績評価の方法

平常点及びレポート等による。

関連項目