競争政策と法

担当教員

白石 忠志

配当学期・曜日・時限

冬学期 火曜 2限 
冬学期 木曜 1限 

内容・進め方・主要文献等

競争政策法の概要を知るという目的のもと、その手段として、独禁法を中心に講義する。独禁法は、すべての商品役務に適用される一般的な法律である。したがって、一般性のある論理的思考が常に求められる。原資料の読解を交えながら、体系的知識を講義する。

教科書のほか、詳細な勉強のためには、白石忠志『独占禁止法』(有斐閣、平成18年)。

教材等

▼白石忠志『独禁法講義〔第3版〕』(有斐閣、平成17年)
▼事例・法令の一次資料が掲載された教材(平成19年度講義用の版を用いる。2冊に分かれる可能性がある。開講直前に生協書籍部でわかるように手配する。)

授業予定

概ね、以下の目次に従って進める。
最新資料を随時取り入れるので、予め厳密な日程を示すのは不可能である。

第1部 独禁法の違反要件
1 弊害要件総論
(1)市場
(2)反競争性
(3)不正手段
(4)正当化理由
2 各違反類型
(1)不公正な取引方法
(2)不当な取引制限
(3)私的独占
(4)事業者団体規制
(5)企業結合規制
3 例外的な違反類型
4 違反要件の諸問題
第2部 独禁法のエンフォースメント
1 公正取引委員会
2 刑罰
3 損害賠償

成績評価の方法

筆記試験による。

関連項目