経済規制の国際的調和:理論と実証

担当教員

中川 淳司大沼 保昭 中谷 和弘 寺谷 広司

配当学期・曜日・時限

冬学期 金曜 3限 

内容・進め方・主要文献等

グローバル化の進展に伴い、様々な分野における各国の経済規制の調整・接近・統一(これを調和と総称する)が図られるようになってきた。経済規制の国際的調和は当該分野を所轄する各国の政府当局の代表が参加する政府間組織や国際会議を通じて推進されることが多いが、当該規制に関する専門知識・利害関係を有する民間の主体(企業など)が主導する場合もある。国際的調和の手段は条約その他の国際合意(ハード・ロー)に限らず、勧告、指針などの非拘束的文書がしばしば採用される。

本演習では、調和作業のフォーラム、作業への参加者、調和の手段、調和作業の国内的実施の管理などの論点に注目しながら、いくつかの分野における経済規制の国際的調和の事例を実証的に分析し、この現象が国際経済法の構造と体系、理念に及ぼす影響を考える。

教材等

追って配布する。

成績評価の方法

平常点及びレポートによる。

関連項目