事例研究(国際法 II)

担当教員

中谷 和弘

配当学期・曜日・時限

冬学期 水曜 3限 
冬学期 水曜 4限 

内容・進め方・主要文献等

「経済制裁の研究」

国際法違反に対してとられる輸出入禁止、資産凍結、航空機乗入禁止などの経済制裁をめぐる諸課題について、国際法および外交政策の両面から検討する。

国連安保理決議に基づく非軍事的強制措置、国家の単独の決定に基づく対抗措置の双方について、具体的ケースをフォローすることにより、経済制裁の特徴、合法性、実効性、問題点を検討する。それにより、外交政策のツールとしての経済制裁の位相を明確にしたい。

経済制裁をめぐる国内法制(特に我が国の外為法)、域外適用をめぐる問題、smart sanctions, 安保理決議のdrafting、国際契約における不可抗力条項、船舶検査、安全保障貿易管理 なども検討の対象とする。

各主題および各ケースについて分担して順次報告してもらう。対北朝鮮経済制裁、対イラン経済制裁という最新の制裁事例にやや重点をおくこととしたい。

詳細は、第1回目に説明する。

教材等

資料(邦文、英文、仏文)は、適宜、指示・配布する。

成績評価の方法

報告、平常点、レポートによる。

関連項目