民事法の基層と現代的課題

担当教員

廣瀬 久和白石 忠志新田 一郎山本 隆司
松村 敏弘・田中 亘・寺谷 広司樋口 亮介

配当学期・曜日・時限

夏学期 木曜 2限

内容・進め方・主要文献等

 既存の法制度を評価し、また新たに法制度を構想する際に必要な、民事法の基本的な考え方および概念を講義する。法学未習者と、学部で民事法を一通り勉強した学生で民事法の全体を広い視野からもう一度理解し直そうとしている者とを、対象にする。
 
 今年度は「賠償」をテーマに、オムニバス講義を行う。講義全体を通じて主に、次の問題について、歴史をたどり、他国の法との比較、そして経済分析をまじえながら、日本法の現状と課題を明らかにする。国際法における賠償の問題も解明する。
(1)賠償責任は、どのような根拠により、どのような場合に成立するか。また、刑事責任など他の法的責任とは、どのような関係に立つか。
(2) 賠償は、損害を填補する機能を持つ他の制度、例えば損失補償などと、どのような関係に立つか。
 
 なお、授業の時間帯を時間割から変更する回があるので、授業の時間帯に関するシラバスの記載に注意すること。

教材等

講義全体に共通の教材は存在しない。参考文献は適宜指示する。

成績評価の方法

レポートによる。

関連項目