国際法実務演習

担当教員

大江 博

配当学期・曜日・時限

冬学期 月曜 2限

内容・進め方・主要文献等

 担当教員は、26年に亘る外務省における実務の経験を有する(2005年より、東京大学「人間の安全保障」プログラム教授として勤務したが、2007年3月より、外務省に復帰)。これまで、外務省では、国連政策課長、条約課長等を務めた。
 この授業では、外交実務と国際法の関わりについて、武力の行使に関する問題、大量破壊兵器不拡散問題を含む安全保障問題、戦後処理等を踏まえた近隣諸国等との関係、領土、境界画定問題等具体的事例を題材として、理解を深めることを目指す。これらの問題への国際社会の対処における様々な過程における国際法の役割と意義に関し、種々検討する。
 履修者は、担当教員と相談してテーマを選定の上、同テーマに即して調査・研究・ペーパー作成・発表を行う。授業では、この発表を踏まえて、皆で活発な意見交換を行いたい。

教材等

大江 博 『NHKブックス1089 外交と国益』 日本放送出版協会、2007年

成績評価の方法

ペーパー及び授業における参加態度等平常点を総合的に評価する。

関連項目