地域政治 C( 現代ドイツの政治 )

担当教員

平島 健司

配当学期・曜日・時限

夏学期  金曜 2 限

内容・進め方・主要文献等

現代ドイツの政治を政策の観点から考える。すなわち、政党を初めとするさまざまな主体が政策の形成を目的として構成する諸関係に着目し、現代ドイツにおけるその成り立ちと変容を理解することが目的である。
 第2次大戦後の占領期、60年代後半の大連合政権期などの歴史的画期に注目しつつ、現代ドイツにおける政治構造の形成を政策の視角から明らかにする。また、国家統一やグローバル化、欧州統合の進展などにより、かつては先進国政治経済のモデルとされたそのような政治構造が現在とげつつある変容について考察する。拙著『ドイツ現代政治』(東京大学出版会、1994年)ならびに木村靖二編『ドイツ史』(山川出版社、2001年:第9,10章)の記述を踏まえ、それ以降の展開を含めより多角的な考察を展開させたい。

教材等

特に指定しないが、参考文献は初回、ないし各回のテーマごとに適宜、紹介する。

成績評価の方法

定期試験による。

関連項目