海洋科学技術政策論
担当教員
配当学期・曜日・時限
冬学期 月曜 13:00〜14:40
内容・進め方・主要文献等
海洋に関連する公共政策の立案と実施においては、科学技術の開発、社会における科学技術利用の決定・促進、科学技術利用に伴う安全・環境悪化の防止といった科学技術と公共政策の交錯領域が重要になっている。具体的には、まず、国内外の海洋政策の形成過程において科学技術が与える影響と、海洋に関する科学技術及びその推進政策について態様を、歴史も踏まえて理解する。次に、海洋科学技術政策(とその形成過程)を分析、評価するための視点としてリスク評価、コミュニケーション、交渉学等について講義を行ったうえで、海洋に関する事例についてケーススタディを行う。
1.イントロダクション
2.科学技術と強い相互作用を持つ海洋政策とその形成過程
・事例1(国内:ローカル、全国)
・事例2(国際:関連条約、機関)
3.海洋に関する科学技術の実像
・事例1(歴史的展開)
・事例2(環境保全関連)
・事例3(国際海運、 CCS など)
4.海洋政策における科学技術への視座
・リスク評価
・リスクコミュニケーション
・技術評価
・交渉
・共同事実確認
5.ケーススタディ
・事例1(捕鯨、バラスト水)
・事例2(洋上風力立地)
・事例3(ダブルハル化、 CCS に関する国際基準設定など)
教材等
追って指示する。
成績評価の方法
平常点およびレポートによる。