経済刑法

担当教員

橋爪 隆

単位数・配当学期・曜日・時限

2単位 冬学期 木曜2限

内容・進め方・主要文献等

経済刑法とは、企業等による経済活動における違法行為に対する刑事法的コントロールの総体である。本講義では、『ケースブック経済刑法』の判例等を素材にして、現在のわが国における経済犯罪の実体と、これに対する経済刑法の内容および解釈論を検討する。具体的には、会社法上の犯罪、金融犯罪、証券犯罪、独占禁止法上の犯罪、刑事法による消費者保護などの項目を取り扱う予定である。

本講義では、刑法の知識が不可欠の前提となるので、刑法を履修していない者は、あらかじめ基本的な刑法の教科書を勉強したうえで参加することが要求される。

教材等

教材として、芝原邦爾=西田典之=佐伯仁志『ケースブック経済刑法〔第2版〕』(有斐閣)を使用する。なお、本書は改訂が予定されているため、開講に間に合えば、第3版をテキストとして使用する。

参考文献として、芝原邦爾『経済刑法』(岩波新書)を推薦する。

成績評価の方法

期末試験を実施する。平常点をあわせて考慮する。

関連項目