国際環境・エネルギー法
担当教員
単位数・配当学期・曜日・時限
2単位 夏学期 火曜4限
内容・進め方・主要文献等
地球規模問題としての国際環境問題および国際エネルギー問題について国際法の観点から検討し、環境保全とエネルギー開発の調和を図る国際法制度のあり方を探る。国際環境法の全般的特徴、環境に関する諸条約、地球温暖化問題への国際的対応と国内的履行、環境をめぐる国際紛争の解決、エネルギー安全保障の阻害要因とエネルギー安全保障のための国際的枠組のあり方、エネルギーの国際輸送（パイプライン、海上輸送）をめぐる法律問題、エネルギー開発をめぐる国際紛争の解決、原子力平和利用問題、共有天然資源問題等について、具体的な事例の検討を通して考察を深める。各立場(政府、企業、国際組織、NGO等)から当該課題につきどのような主張がなされる（べき）か、相反する複数の主張の調整はどのような手続きの下にどこを最終解決点としてなされる（べき）か、という観点から諸課題について検討することとしたい。
若干の回数の講義の後は、上記の諸テーマ等について割り当てをきめて順次報告してもらい、討論するという形ですすめたい。実務家等による講演も予定している。
教材等
特定の教材は用いない。必要に応じて適宜、配布・指示する。
成績評価の方法
報告、報告に基づくレポート、平常点（出席状況等）を総合的に評価する。