地域政治B(現代朝鮮半島の政治)

担当教員

木宮 正史

単位数・配当学期・曜日・時限

2単位 夏学期 水曜1限

内容・進め方・主要文献等

【授業の目標・概要】

[1] 韓国(朝鮮半島)の現代史に関する理解を深める。
[2] 韓国(朝鮮半島)の政治・経済・国際関係に関する分析を通して、政治学、国際政治学の理論に関する理解を深める。

【授業計画】

[1]イントロダクション:朝鮮半島政治の現在
[2]朝鮮半島冷戦の起源:南北分断体制の成立
[3]朝鮮戦争をめぐって
[4]1950年代の南北朝鮮:李承晩と金日成
[5]朴正熙政権の成立と第3共和国
[6]韓国の経済発展の政治力学
[7]1960年代の冷戦と朝鮮半島
[8]維新体制の成立をめぐる政治過程とその理論的含意
[9]東アジア冷戦の変容と朝鮮半島における南北対話の進展とその挫折
[10]権威主義体制から民主主義への移行:その挫折と成功
[11]ポスト冷戦期の朝鮮半島をめぐる国際政治[1]:1990年代
[12]ポスト冷戦期の朝鮮半島をめぐる国際政治[2]:2000年代
[13]朝鮮半島と日本

【授業の方法】

受講者には、授業に関するレジュメ、および資料を予めメールなどにて送るので、授業前にレジュメに目を通すことが求められる。また、授業に関連した質問を何回か出すので、それに対する回答も求められる。その他、朝鮮半島の歴史と現状に関する理解を深めるために、ビデオなどの映像資料を積極的に利用する。

教材等

木宮正史『韓国 民主化と経済発展のダイナミズム』ちくま新書、2003年。

開講して、すぐに、本書に関するレポートを提出してもらう予定である。ただ、本書は2010年3月末で絶版になるので、早めに買い求めるようにしてもらいたい。入手不可の場合は、何らかの方法で本書へのアクセスを考える。レジュメや資料をメールの添付ファイルにて送付することになるので、容量に余裕のあるメールアドレスを持っている必要がある。

成績評価の方法

定期試験を実施するが、レポートおよび質問に対する回答なども含めて総合的に成績評価を行う。透明性の高い成績評価基準を、開講時に提示する。

関連項目