自治体行政聴査

担当教員

金井 利之

単位数・配当学期・曜日・時限

2単位 夏学期 月曜4限

内容・進め方・主要文献等

【授業の目的・概要】

本演習では、現代日本の自治体行政の実態を理解することを目的とする。本年度は、具体的に、川口市における行政管理を採りあげ、一般には観察報告されることの少ない自治体の内部管理が、実際にはどのようになされているのかにつき、知見を深めることとする。過去に、川崎市・立川市に関して演習で採り上げたことがあるが、その延長線上にある。また、これらの自治体間の比較にも留意する。

これらの行政管理の領域は、住民に直接的に影響する政策的展開と直結しないこともあって、必ずしも広く関心を集めることは多くはない。しかし、自治体が、政策的展開をするには、組織としての内部管理が基盤として機能していなければならない。従って、これらの行政管理が実際にどのように遂行されているのかは、自治体行政学にとって極めて重要なテーマである。

【授業の方法】

上記の目的で、現職の職員の方をゲストスピーカーとしてお招きして、ヒアリング調査を行う。参加学生は、分担して、ヒアリング記録を作成して提出するものとする。ヒアリングの実施は、必ずしも負担の軽いものではないが、極めて重要な技能の育成に貢献するので、積極的な参加を期待したい。

大学院法学政治学研究科院生、法学部生、大学院教育学研究科院生などと合同になる予定であり、多彩な角度からの聴き取りの実施を期待している。

【履修上の注意】

毎回の演習は、時間を超過すると予想されるので、注意されたい。また、場合によっては、現地・川口市役所での聴き取りの開催や、現地踏査がありうるかもしれない。

【関連ホームページ】

川口市ホームページは、必ず参照して欲しい。

教材等

必要に応じて講義のなかで紹介する。

成績評価の方法

平常点、聴査記録報告書による

関連項目