政策決定・行政統制論

担当教員

太田 匡彦

単位数・配当学期・曜日・時限・使用言語

2単位 / 夏学期 / 火曜2限 / 日本語

授業の目標・概要

 政策過程(政策決定過程と政策実施過程を含む)における法の役割、政策決定の対象となる法が持つ意味を考察する。そこでは政策と法との複雑な関わりを解きほぐすことに注意したい。例えば、政策決定過程(政治過程)を規律するものとしての法、政策実現手段としての法、政策を枠づけるものとしての法といった形で政策との関係で法が示す諸相を明らかにし、その上で相互を関連づけながら、政策過程を考えていくことが一つの重要な課題となる。

授業のキーワード

公法, 行政法, 政治, 政策過程

授業計画

概ね次のような順序を考えている。
Ⅰ序論(政策の概念、法と規範、法と政策との関わりなど)
Ⅱ政策決定過程と法(政策決定過程に関わる手続・組織法など)
Ⅲ政策実施過程と法(政策実施手段としての法、政策内容を規律する法など)
Ⅳ政策評価過程と法

授業の方法

講義形式による。これまでこの授業で行われてきた行政実務家を招待して講演をしてもらうという形式は現在のところ予定されていないので注意すること。

成績評価方法

試験(40%)とレポート(60%)による。受講者が少ない場合はレポートのみ。

参考書

教科書に準ずるものとして、
足立幸男著『公共政策学とは何か』(2009年)
大橋洋一編著『政策実施』(2010年)
ともに、ミネルヴァ書房。

関連項目