公共管理論I
担当教員
増田 寛也 / 金井 利之
単位数・配当学期・曜日・時限・使用言語
2単位 / 夏学期 / 月曜4限 / 日本語
授業の目標・概要
公共政策の形成、実施、評価は、主として行政機関による組織的活動である。組織活動を効果的に実施するためには、多数の要素から構成されている組織活動の適切な「管理」が不可欠である。
この授業では、このような公共政策に関する管理を「公共管理」捉え、その基本的な考え方について述べるとともに、統治機構の枠組に触れた後、官僚組織について、管理のための資源と手法、病理、改革等の基本的事項について考察する。それらの理論的考察を踏まえて、現代日本の行政組織および公務員制度について考察する。その後で、行政おけるリーダーシップについて考察する。
公共管理論、官僚組織については金井が、地方自治、リーダーシップ論については増田が担当する。
授業のキーワード
公共政策, 行政, 管理, 組織, 官僚制, リーダーシップ
授業計画
第1回 オリエンテーション
第2回~第5回 公共管理・官僚組織
第6回・第7回 地方自治
第8回・第9回 リーダーシップ
第10回~第12回 実習
第13回 総括討論
第14回 試験
授業の方法
授業は、基本的には講義形式で行う。
理論体系を論じた後に、課題について討論形式で理解を深める。公共管理論の基本的な理論枠組はかなり抽象的であって、それを理解するためには、具体的な事例の検討分析が必要であり、仮想例と含め具体例を素材に討議を行う。
成績評価方法
基本的には筆記試験による。
教科書
なし
参考書
なし
履修上の注意
受講に当たっては、受動的に聴講するだけではなく、カレントな社会に関心を持ち、その中から素材を見出し、自ら分析を試みることが望ましい。