財政政策

担当教員

井堀　利宏

単位数・配当学期・曜日・時限・使用言語

2単位 / 冬学期 / 火曜2限 / 日本語

授業の目標・概要

財政政策の理論と実際の運営の両面から、政府支出、課税、公債の３つの分野を中心に、包括的な講義を行う。特に、わが国財政が面している予算編成、税制改革、財政赤字、政府支出の効率性などの政策上の重要な論点を理論的に整理するとともに、政策評価の考え方や実証的分析についても取り上げる。

たとえば、以下のような項目を重点的に取り上げる予定である。

財政運営と予算制度
財政赤字の経済効果
課税の経済分析
公共投資の波及効果
公共財の最適供給
財政の政治経済学

なお、必要な文献は、その都度指示する。

授業のキーワード

マクロ財政政策, 財政赤字, 公的年金, 財政改革, 公共支出, 政府間財政

授業の方法

講義と課題に関するプレゼンテーションおよび財務省など財政政策実務の関係者による講演などで、総合的に日本の財政政策を議論する。

成績評価方法

筆記試験とレポートによる。

教科書

『公共経済の理論』井堀利宏　有斐閣　１９９７年
『課税の経済分析』井堀利宏　岩波書店　２００３年
Public Finance and Public Policy, A.L. Hillman, Cambridge 2003
Why Government Succeeds and Why It Fails by A. Glazer and L. S. Rothenberg Harvard UP, 2001.など

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