労働法政策
担当教員
濱口 桂一郎
単位数・配当学期・曜日・時限・使用言語
2単位 / 夏学期 / 水曜2限 / 日本語
授業の目標・概要
公労使三者構成の審議会において労使団体と政府(厚生労働省)の間で行われる対立と妥協のメカニズムを中心に、その延長戦としての国会における審議や修正も含め、具体的な労働立法の政策決定過程を跡づける形で、労働法制の内容を説明する。いわば、完成品としての労働法ではなく、製造過程に着目した労働法の講義である。
授業のキーワード
労働, 雇用, 仕事, 社会, 労使関係
授業計画
4/6 イントロダクション
4/13 労働力需給調整システム
4/20 労働市場のセーフティネット
4/27 雇用政策の変遷
5/11 高齢者と障害者
5/18 職業能力開発
5/25 労災保険と安全衛生
6/1 労働時間の短縮と柔軟化
6/8 賃金制度と最低賃金
6/15 労働契約
6/22 男女平等
6/29 ワークライフバランス
7/6 労働組合
7/13 労使協議制と紛争処理制度
授業の方法
初回に参加者のメールアドレスを聞き、次回からの講義資料をメールに添付して毎回送付するので、目を通した上で講義に出席すること。
成績評価方法
レポートの提出による
教科書
濱口桂一郎『労働法政策』(ミネルヴァ書房)
参考書
濱口桂一郎『新しい労働社会』(岩波新書)