国際租税法
担当教員
増井 良啓 / 錦織 康高
単位数・配当学期・曜日・時限・使用言語
2単位 / 夏学期 / 月曜2限 / 日本語
授業の目標・概要
租税法の国際的側面を学ぶ。近時、企業の国際的活動はより重要性を増しており、重要な取引には常に何らかしらの国際的性格が伴うといっても過言ではない。そして、こうした国際的活動は、必然的に国際的な課税問題を生み出すから、企業取引に携わることとなる法律家にとって、租税法の国際的側面についての素養は必要不可欠である。本講義では、こうした国際的な課税問題について,事例に即して検討を行う。制度の理論的基礎を講ずるのみならず,具体的な取引事例を素材とすることにより,プランニングのやり方や私法との連動について考える。
授業のキーワード
国際課税, 租税条約, 租税競争, international taxation, tax treaties, tax competition
授業の方法
双方向的授業を中心に行う。
成績評価方法
筆記試験による。
教科書
増井良啓=宮崎裕子『国際租税法』(2008年・東京大学出版会)。
必要となる法令や条約については,開講時に説明する。
履修上の注意
法科大学院との合併であり,法律家の卵を念頭においた授業である。そのため,民法や会社法をはじめとして,法律に関する知識を有していることが履修の不可欠の前提である。とりわけ事例研究の回には,双方向で質疑応答を繰り返しながら授業を進める予定。