日欧近現代法史基礎文献講読2

担当教員

和仁 陽

単位数・配当学期・曜日・時限・使用言語

2単位 / 夏学期 / 水曜5限 / 日本語

授業の目標・概要

日本法・法学に影響を与えた大陸ヨーロッパの法学・法思想に関わるテクストを会読する。

取り上げる対象は、参加者の関心に応じて、こちらの内容的・言語的能力の許す範囲で柔軟に選択したい。一つの案にすぎないが、ヴァイマル期ドイツの法学者とその周辺の知識人の日記・書簡類が近年立続けに公刊されており、法学史上のみならず、今は喪われた教養市民の手紙・日記文化を垣間見る上でも重要なので、これらを取り上げようかと考えている(たとえば Carl Schmitt を軸に、Smend, Ernst Forsthoff, Gretha & Ernst Jünger, Ludwig Feuchtwanger など)。
参加希望者は早めに和仁までご連絡をいただきたい。

授業のキーワード

継受, 法学史, ドイツ法, intellectual history, Weimar culture

授業計画

具体的に何と取り組むにせよ、対象のテクストを叮嚀に読み解くことが第一目的である。
学習意欲さえあれば対象とするテクストの言語(上記の例ではドイツ語)に開始時点で習熟している必要はない。むしろ、本演習は、当該言語をきちんと読解する訓練を兼ねる。

授業の方法

事前に分担するという方式ではなく、その場で全員で意味をとりながら議論をする、という進め方で行うつもりである。基本的に全回出席していただきたく、逆に多数回の欠席が蓋然的に予期される方はご遠慮いただきたい。
時間は毎回だいぶ延長する。

成績評価方法

平常点による。

関連項目