比較政策過程論

担当教員

久保 文明 / 中山 洋平 / 平島 健司

単位数・配当学期・曜日・時限・使用言語

2単位 / 冬学期 / 火曜2限 / 日本語

授業の目標・概要

  先進民主主義諸国のうち、影響力のある主要な国の事例を取り上げ、その政策過程を比較検討する。今年の講義では、アメリカ合衆国とドイツ、フランスをなるべく体系的に比較することを目指す。外交・予算、移民、社会保障など、様々な政策領域から適宜、具体例を紹介する。
  重要な論点としては、政策形成の背景となる各国の公式の制度、官僚制の特質、政治文化、政党や利益団体の役割、シンクタンクなどの政策立案能力などが挙げられる。国ごとの、そして政策領域ごとの歴史的背景と同時に、比較政策分析のために有効な理論や概念も紹介される。

授業のキーワード

政策過程, 比較政治, アメリカ, ドイツ, フランス

授業の方法

  講義は下記のようにオムニバス形式(各部とも4回ずつ)で行なわれるが、最初と最後に担当する教員全員で共同のセッションを行なう予定である。
 
  第1部 アメリカ合衆国(担当:久保文明) 
  第2部 ドイツ(担当:平島健司) 
  第3部 フランス(担当:中山洋平)

成績評価方法

  筆記試験などによる

教科書

  特に指定しない

参考書

  この分野に関して適切な概説書はないのが現状である。とりあえず、アメリカに関しては、久保文明他『アメリカ政治・新版』(有斐閣、2010 年)、ドイツについては、平島健司『ドイツ現代政治』(東京大学出版会、1994年)を、フランスに関しては、大山礼子『フランスの政治制度』(東信堂、2006年)を、それぞれ参照のこと。

関連項目