地域政治C(EUの政治)

担当教員

網谷 龍介

単位数・配当学期・曜日・時限・使用言語

2単位 / 冬学期 / 月曜3限 / 日本語

授業の目標・概要

機構としてのEUについての基礎的な知識を習得するとともに、統合を通じた各国政治の変容を含めた「ヨーロッパ政治」を分析するための視角を身につける。

授業のキーワード

EU, ヨーロッパ統合, 地域統合

授業計画

以下の3部に大別して,EUの政治を概観する.
進行予定の詳細については,後日掲示する.
1.ヨーロッパ統合の歴史
2.EUの機構と政治過程
3.ヨーロッパの政策変容

授業の方法

講義形式で行う.履修登録者の数にもよるが,事前の予習課題の提出を必須とし,授業時間内には質問事項への回答や補足・発展的説明を行うことを中心とする予定である.

成績評価方法

平常点(予習課題)50%、レポート50%

教科書

遠藤乾編『ヨーロッパ統合史』名古屋大学出版会、2008年ほか
詳細については,後日掲示する.

参考書

一例としては以下のようなものが挙げられる。
網谷龍介・伊藤武・成廣孝編『ヨーロッパのデモクラシー』ナカニシヤ出版、2009年.
アンジェル,バンジャマン/ラフィット、ジャック『ヨーロッパ統合――歴史的大実験の展望』創元社,2005年.
庄司克弘『欧州連合――統治の論理とゆくえ』岩波書店、2007年.

履修上の注意

この授業の範囲内では,複合的な現象であるヨーロッパ統合の総体を十分に深く掘り下げることはできない.各国政治それ自体については「先進国の比較政治」(中山教授),ヨーロッパ統合の法的ダイナミクスについては夏学期の「ヨーロッパ法」(伊藤教授)の履修を勧めたい.

関連項目