GraSPP 東京大学公共政策大学院
地域政治C（現代アメリカ政治特殊研究）
担当教員
久保 文明
単位数・配当学期・曜日・時限・使用言語
2単位 / 夏学期 / 火曜4限 / 日本語
授業の目標・概要
アメリカ政治における政党と政党制についての最新の研究を輪読しながら、討論し、また参加者各自が報告を行うことで、テーマについての理解を深める。
第一に、本テーマに関する論文集を取り上げることで、研究状況および問題状況を把握する。しかし、第二に、安定しているように見えるアメリカの政党政治において、民主党・共和党それぞれの政治的ないし政策的立場が、いかなる理由で、いかなるメカニズムにより、いかなる過程を経て変化するかについて、立ち入って分析する。
授業のキーワード
アメリカ、, アメリカ合衆国, 政治, 政党, 民主党, 共和党
授業計画
1.ガイダンス 2-3.やや入門的な文献購読 4-12. 英文テキストの輪読
13-15. 履修者による報告
授業の方法
主として参加者による報告と討論により進める。最後の数回は学生による研究報告の時間とする。
成績評価方法
出席点、平常点(毎回発言が求められる。討論への貢献度が評価される)、口頭報告の内容、レポートの水準
教科書
David Karol, Party Position Change in American Politics: Coalition Management (Cambridge Univ. Press., 2009), 及び政党政治に関する英文の論文集(開講時に指示)
履修上の注意
アメリカ政治について一定の知識と理解があり、研究者志望の大学院生とともに学習する意欲をもつことを前提とする。また、相当量の英語文献を読みこなす読解力と意欲が必要である。