ラテンアメリカの軍と政治

担当教員

大串 和雄

単位数・配当学期・曜日・時限・使用言語

2単位 / 夏学期 / 水曜4限 / 日本語

授業の目標・概要

多くの発展途上国と同じく、独立後のラテンアメリカ政治において、軍部はきわめて重要なアクターであった。本演習は、ラテンアメリカの軍民関係史の概説書を講読することにより、軍部の思想、行動様式、軍の政治介入の要因などについて理解を深めることを目的としている。

授業のキーワード

ラテンアメリカ, 中南米, 軍, 政軍関係, 政治

授業の方法

履修者は全員が毎回1章分(30ページ前後)のテキストを読み、コメント・質問を提出する。また、当番制でレジュメを提出する。授業はあらかじめ提出されたレジュメおよびコメント・質問の検討を中心に行なう。8月末ないし9月には1~2泊の合宿を行なう。合宿では履修者はいずれかの国(ラテンアメリカでなくてもよい)の軍と政治に関する報告を行なう。

成績評価方法

平常点による。欠席または課題不提出が3回に達した者には単位を認定しない。

教科書

Brian Loveman著 For la Patria: Politics and the Armed Forces in Latin America (Wilmington, DE: Scholarly Resources, 1999).

履修上の注意

テキストは履修者が各自で入手すること。テキストを購入した者は全員履修を許可するので、早めに注文・入手することが望ましい。生協書籍部に若干の在庫があるが、取り寄せになった場合は紀伊國屋BookWeb、Amazon.co.jpなどのほうが早い。テキストの入手が間に合わなかった者のために念のためマスターコピーを用意しておく。

関連項目