事例研究(外交政策II)
担当教員
飯村 豊
単位数・配当学期・曜日・時限・使用言語
4単位 / 冬学期 / 木曜4限 / 木曜5限 / 日本語
授業の目標・概要
外交について理解を深めることを目的とする。今日の世界を不安定化させている最大の要因の一つである中東における諸問題(特にパレスチナ問題及び湾岸情勢)並びにこれに対する主要国の関わり方を研究しながら、外交実務に携わってきた経験を踏まえ、学生と共に国際関係を動かしている諸要素を考察する。その上で日本外交の在り方を探求することとする。
授業のキーワード
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授業計画
若干の回数の講義の後、学生は中東紛争(イスラエル・パレスチナ問題等)及び湾岸情勢、さらに米国、欧州、ロシア等の当該地域に対する政策及び日本外交のオプションにつきレポートを書くと共に発表を行う。毎回右発表に基づき議論を行う。学期末に総合的な論文提出が求められる。
授業の方法
講義および学生による発表
成績評価方法
最終レポート、学期中の発表、平常点(出席状況及び議論への参加振り)を総合的に評価する。
教科書
プリント、コピー等を使用
参考書
主要参考文献
中東和平ー歴史との葛藤 (中西俊裕、日本経済新聞社)
揺れるユダヤ人国家−ポストシオニズム(立山良司、集英社新書)
パレスチナ紛争史(横田勇人、集英社 )
現代アラブの社会思想(池内恵、講談社現代新書)
Daniel Kurtzer、Negociating Arab-Israel Peace (U.S. Institute of Peace)
William Quandt, Peace Process (Brookings Institution)
Gregory Gause, International Relations of the Persian Gulf (Cambridge)
Rachel Bronson, Thicker than Oil:America's Uneasy Relationship with Saudi Arabia
ジハードとフィトナー(ジルケッペル、NTT出版)