事例研究(行政近代化とガバメント2.0)

担当教員

奥村 裕一 / 坂井 修一 / 平本 健二

単位数・配当学期・曜日・時限・使用言語

2単位 / 夏学期 / 火曜6限 / 日本語

授業の目標・概要

深化するメットワーク社会の中で、国民と行政の相互関係は変容を遂げつつある。
米国などが手がけているガバメント2.0という、行政と国民の間の社会的合意形成の新たな方法論の可能性と限界を研究し、それにより行政近代化とは何かを考察する。
なお、最初に文化系の学生を念頭にコンピュータ、ネットワーク、データベースについての基礎知識(利用者から見た基本的機能)を学ぶ。

授業のキーワード

行政近代化, オープンガバメント, アイデアボックス, 熟議カケアイ, オバマ政権, IT

授業計画

(一部変更の可能性あり)
(1)イントロダクション 授業のねらい(国民との接点・対話 動向) 構成
(2)~(5) コンピュータ、ネットワーク、データベースについての基礎知識(利用者から見た基本的機能)
(6)日本政府の取組 経済産業省(アイデアボックス)文部科学省(熟議カケアイ)
(7)オープンガバメントの課題 合意形成の方法論と統治形態への問い
(8)  情報公開とオープンガバメント
(9)  クラウド(Crowd)ソーシング(邦訳)輪読 副読本「みんなの意見」は案外正しい
(10) Wiki Government(一部)輪読
(11) 参加型ウェブサイト(社会実験)
(12) 参加型ウェブサイト(社会実験)
(13) 参加型ウェブサイト(社会実験)
(14) 参加型ウェブサイト(社会実験)
(15) 参加型ウェブサイト(社会実験)

授業の方法

米国,日本などの事例研究、参加型ウェブサイトの学生による実験など

成績評価方法

平常点、レポート等による。

参考書

ジェームズ・スロウィッキー著、小高 尚子訳『「みんなの意見」は案外正しい』角川書店 (2006年)
Beth Noveck.2009. "Wiki Government". Brookings Institution Press
奥村裕一 週刊『エコノミスト』2010年2月23日号「オバマが進めるオープンガバメント」
〃 朝日新聞グローブ2009年11月23日「オバマ政権のオープンガバメント」
〃 三菱UFJリサーチ&コンサルティング季刊 政策・経営研究2010年Vo.4「オバマのオープンガバメントの意味するもの」
〃 日経ガバメントテクノロジー2010年4月号「21世紀型の民主主義へ 見える化で住民参加促す」
米国政府:「オバマ政権の取り組み」オープンガバメント
参考: 行政と情報通信技術(PAdIT)研究DB

履修上の注意

パソコンを持参すること

関連項目