海事産業・政策論

担当教員

上田 大輔

単位数 / 使用言語 / 配当学期

2単位 / 日本語 / 夏学期

授業の目標・概要

四面を海に囲まれた我が国の経済・国民生活を支える上で、海事産業は非常に重要な役割を担っている。例えば、輸出入貨物の99.7%は海運により輸送されている。
海事関係の主要な分野には、国際・国内の海運・物流・客船、船舶、船員、港湾、水先、海上保安等が含まれる。それらの分野で政策を立案・遂行するに当たっては、安全確保、事業振興、環境対策、セキュリティ、離島振興、観光振興等の視点から議論され、国際機関への対応、関係者との調整、法令・予算・税制等において所要の措置がとられる。また、金融、保険、貿易等も関連している。
この講義では、海事関係の様々な分野の事業や業務の構造、歴史、制度、最近の課題や政策、今後の見通し等について、多面的に理解することを目標とする。このため、中央省庁における実務を踏まえた講義を行うとともに、様々な分野の第一線で活躍している優れた実務関係者の話を聞いて対話する機会、施設の見学等を計画する。
なお、この講義は、研究科等横断型教育プログラムである海洋学際教育プログラムを構成する科目の一つでもあることを踏まえ、法律、行政、海事産業等に関する予備知識があまりない者にも理解できるよう配慮する。

授業のキーワード

海,産業,政策,船舶,省庁,国際,海洋アライアンス

授業の方法

担当教員による講義、関係各分野の第一線で活躍している実務家による講義、施設の見学等

成績評価方法

平常点、レポート等による。

関連項目

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