比較政策過程論

担当教員

中山 洋平 / 岡山 裕 / 高安 健将

単位数 / 使用言語 / 配当学期

2単位 / 日本語 / 冬学期

授業の目標・概要

  先進民主主義諸国のうち、影響力のある主要な国の事例を取り上げ、その政策過程を比較検討する。今年の講義では、アメリカ合衆国とイギリス、フランスをなるべく体系的に比較することを目指す。外交、予算、移民、社会保障など、様々な政策領域から適宜、具体例を紹介する。
  重要な論点としては、政策形成の背景となる各国の公式の制度、官僚制の特質、政党や利益団体の役割、シンクタンクなどの政策立案能力などが挙げられる。国ごとの、そして政策領域ごとの歴史的背景と同時に、比較政策分析のために有効な理論や概念も紹介される。

授業のキーワード

政策過程,比較政治,アメリカ,イギリス,フランス

授業計画

第1部 アメリカ合衆国(担当:岡山裕) 
第2部 イギリス(担当:高安健将) 
第3部 フランス(担当:中山洋平)
*上記の出講順は変更されることがある。

授業の方法

講義は上記のようにオムニバス形式(各部とも4回ずつ)で行なわれるが、最初と最後の回は、担当教員全員で共同のセッションを行なう予定である。

成績評価方法

筆記試験などによる

教科書

特に指定しない

参考書

この分野に関して適切な概説書はないのが現状である。とりあえず、アメリカに関しては、久保文明編『アメリカの政治』(増補版、弘文堂、2011年)、イギリスについては、梅川正美・阪野智一・力久昌幸編『現代イギリス政治』(成文堂、2006年)を、フランスに関しては、大山礼子『フランスの政治制度』(東信堂、2006年)を、それぞれ参照のこと。

履修上の注意

出席状況なども成績評価の対象となることがある。

関連項目

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