事例研究(アメリカ政治外交史演習)
担当教員
単位数 / 使用言語 / 配当学期
2単位 / 日本語 / 夏学期
授業の目標・概要
現代アメリカ保守主義の歴史について学習する。1960年代初頭には極端すぎて主流の有権者から受け入れられていなかった保守主義運動は、1980年にはその指導者ロナルド・レーガンを大統領に当選させるに至るまで成長した。このような保守主義の起源、変容、その過程と理由などについて、理解を深める。同時に、アメリカの保守主義の特質とアメリカ政治の特徴についても学びたい。
授業のキーワード
アメリカ,保守主義,リベラリズム,共和党,民主党
授業計画
第1-2回 ガイダンス、概説書の講読(日本語)。
第3-10回 英文テキストの購読。おおよそ1回に1章。
第11-15回 参加者による報告。
合宿(7-8月) 参加者によるセミナー・ペーパーの発表。
授業の方法
参加者による報告と討論を中心に演習形式で進める。課題文献について読了し、討論に参加できる準備をしたうえで出席することが重要である。また、なるべく早いうちに自分のセミナー・ペーパーのテーマを決めるように促し、自主的なリサーチを進めてもらう。とくに最後の数回は、参加者自身による研究報告を中心に授業を進める。
成績評価方法
テキストの理解度、出席、討論への参加、およびペーパーの水準。
教科書
Lisa McGirr, Suburban Warriors: The Origins of the New American Right, Princeton University Press, 2002.
有賀・大下・志邨・平野編『世界歴史体系・アメリカ史2 1877年-1992年』山川出版社、1993。
参考書
授業の中で紹介する。
履修上の注意
英語文献を読み、セミナー・ペーパーを書き上げる意欲が必要である。