労働法政策
担当教員
濱口 桂一郎
単位数 / 使用言語 / 配当学期
2単位 / 日本語 / 夏学期
授業の目標・概要
公労使三者構成の審議会において労使団体と政府(厚生労働省)の間で行われる対立と妥協のメカニズムを中心に、その延長戦としての国会における審議や修正も含め、具体的な労働立法の政策決定過程を跡づける形で、労働法制の内容を説明する。いわば、完成品としての労働法ではなく、製造過程に着目した労働法の講義である。
授業のキーワード
労働,雇用,仕事,社会,労使関係
授業計画
4/9 イントロダクション
4/16 労働力需給調整システム
4/23 労働市場のセーフティネットと雇用政策の変遷
4/30 高齢者と障害者
5/7 職業能力開発と若者
5/14 労災保険と安全衛生
5/21 労働時間の短縮と柔軟化
5/28 賃金制度と最低賃金
6/4 非正規雇用
6/11 労働契約
6/18 男女平等とワークライフバランス
7/2 労働組合
7/9 労使協議制と紛争処理制度
授業の方法
初回に参加者のメールアドレスを聞き、講義資料(下記教科書のアップデート版及び関連資料)をメールに添付して送付するので、目を通した上で講義に出席すること。
成績評価方法
レポートの提出による
教科書
濱口桂一郎『労働法政策』(ミネルヴァ書房)(10年前の本なので買う必要はない。アップデート版を電子ファイルで配布する。)
参考書
濱口桂一郎『新しい労働社会』(岩波新書)
濱口桂一郎『日本の雇用と労働法』(日経文庫)
濱口桂一郎『若者と労働』(中公新書ラクレ)
濱口桂一郎『中高年と労働』(ちくま新書)(5月刊行予定)
関連ホームページ
http://homepage3.nifty.com/hamachan/