ラテンアメリカのポピュリズム

担当教員

大串 和雄

単位数 / 使用言語 / 配当学期

2単位 / 日本語 / 冬学期

授業の目標・概要

ラテンアメリカの「ポピュリズム」は、世界で初めて比較政治研究の対象となった「ポピュリズム」であった。本科目は、ラテンアメリカ政治に独特の彩りを添えているポピュリズムを通してラテンアメリカの政治を理解することを目的としている。

授業のキーワード

ラテンアメリカ,中南米,ポピュリズム

授業計画

授業期間中は英文のテキストを輪読する。2月下旬か3月に1~2泊の合宿を行い、履修者がレポートを発表する。

授業の方法

履修者は全員がテキストを読み、毎回コメント・質問を提出する。また、英文テキストについては当番制でレジュメを提出する。毎週の授業はあらかじめ提出されたレジュメおよびコメント・質問の検討を中心に行なう。授業は原則として毎回延長するが、用事がある者には定時の退出を認める。2月下旬または3月には1~2泊の合宿を行なう。合宿では履修者は、ラテンアメリカのポピュリズムに関連するレポートを発表する。履修者の関心によってはラテンアメリカ以外の地域のポピュリズムを取り上げることも許可する。

成績評価方法

課題の提出と内容、および授業における貢献による。

教科書

Carlos de la Torre & Cynthia J. Arnson (eds.), Latin American Populism in the Twenty-First Century (Washington, D.C.: Woodrow Wilson Center Press; Baltimore: The Johns Hopkins University Press, 2013).
上記の教科書は履修者が各自で早めに入手すること。

参考書

ラテンアメリカ政治の背景知識がない人は概説書を読んでおくことを勧める。たとえば以下のものがある。
①加茂雄三他『ラテンアメリカ』第2版、自由国民社、2005年。
②国本伊代・中川文雄編『ラテンアメリカ研究への招待[改訂新版]』新評論、2005年。
③Thomas E. Skidmore, Peter H. Smith, & James N. Green共著 Modern Latin America, 8th ed. (New York: Oxford University Press, 2014).

関連項目

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