社会と健康I

担当教員

近藤 尚己 / 橋本 英樹 / 川上 憲人

単位数 / 使用言語 / 配当学期

2単位 / 日本語 / 冬学期

授業の目標・概要

健康に影響を与える社会的な要因(Social Determinants of Health: SDH)について、社会疫学の理論と実証研究の到達点について学ぶ。また、関連する計量分析技術のうち公衆衛生や保健政策全般に広く応用可能なものを紹介する。

授業のキーワード

社会疫学,公衆衛生,貧困,景気動向,所得格差,社会的ネットワーク,ソーシャルキャピタル,マルチレベル分析,差別,職業性ストレス,ジェンダー

social epidemiology, public health, poverty, economic fluctuation, income inequality, social networks, social capital, multilevel analysis, discrimination, job strain, gender

授業計画

1) 社会疫学概論(近藤)10/ 2 1限
2) 個人と社会の関係(橋本)10/ 2 2限
3) 社会経済状況(近藤)10/9 1限
4) 景気動向・所得格差(近藤)10/9 2限
5) 社会的ネットワーク(近藤)10/16 1限
6) ソーシャル・キャピタル(近藤)10/16 2限
7) 社会疫学の技法I:マルチレベル分析(近藤)10/23 1限
8) 胎児期からの社会環境:ライフコース疫学(藤原)10/23 2限
9) 差別(川上) 10/30 1限
10)職業階層・職業性ストレスと健康(堤)10/30 2限
11)社会疫学の技法II:シミュレーション技術の応用 (近藤・Chao)11/6 1限
12)社会疫学の技法III:DAGと反事実モデル(近藤)11/13 1限
13)ジェンダー格差(本庄)11/13 2限
14)健康の平等と倫理(児玉) 11/20 1限
15)レビューセッション(近藤) 11/20 2限
状況により変更になる場合があります。

授業の方法

講義・事前配布資料・レポート

成績評価方法

出席態度(40%)・レポート(60%)

教科書

TBA

参考書

「社会格差と健康:社会疫学からのアプローチ」川上憲人ほか
「予防医学のストラテジー」ジェフリー・ローズ
「ソーシャル・キャピタルと健康」イチロー・カワチほか
「保健医療従事者のためのマルチレベル分析活用ナビ」藤野ほか

履修上の注意

聴講のみを希望する場合は事前に問い合わせること。

関連ホームページ

http://plaza.umin.ac.jp/~naoki_kondo/index.html

その他留意事項

英語の講義を一部含みます。

関連項目

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